家計簿は大事だと分かっていても、手入力や集計が面倒で続かない——多くの人が同じ壁にぶつかります。そこで使ってみたのが家計簿アプリ「マネーフォワードME」。実際の利用をもとに、使い心地・良かった点・気になった点を率直にまとめます。
家計簿が続かない理由とアプリの解決策
「大事なのは分かっていても家計簿が続かない」──その理由はシンプルです。
- 毎日の入力が面倒
- 集計や計算に時間がかかる
- ノートやエクセルでは把握しにくい
私自身もこれで挫折を繰り返してきました。ですがマネーフォワードMEを使うと入力が自動化され、支出はグラフで一目瞭然。継続のハードルが一気に下がりました。
マネーフォワードMEとは?
銀行口座やクレジットカードなどを連携し、明細を自動で取り込むタイプの家計簿アプリです。
国内でも利用者は1,500万人超とされるメジャーサービス。無料プランでも基本機能は使えますが、連携できる金融関連サービスは最大4件に制限があります。
より多くの口座をまとめたい、広告を外したい、詳細な分析を使いたい場合は有料プラン(執筆時590円)で拡張する、という位置づけです。
(※価格は変動し得るため、申込前に公式で最新を確認推奨)
一言でいえば「入力しなくても家計簿が完成する」アプリです。
実際に使ってみた流れ
インストールから初期設定
導入は数分で終わりました。まずはアプリを入れてアカウントを作成し、主要な銀行口座やカードを連携します。ここまで進むと、翌日には入出金が自動で反映され、家計簿が“勝手に”形になり始めます。
- アプリをダウンロードしてアカウントを登録
- 銀行口座やカードを連携 → 自動で入出金が反映
- 支出はカテゴリに自動仕分けされる

ここまで済ませた時点で、翌日にはもう「家計簿が完成していた」状態でした。
ここで気になるのが「銀行口座やカードを連携するなんてセキュリティは大丈夫?」という点です。
マネーフォワードMEは公式で「安心のセキュリティ体制」として、ログイン情報のみを預かること、通信及び保存データの暗号化、二段階認証やアプリロック機能などを明記しています
マネーフォワード|家計簿アプリやクラウド会計ソフト
また情報セキュリティ・個人情報保護に関する基本方針でも、従業員研修・不正アクセス予防の取り組みが公開されています。⇒ 情報セキュリティ・個人情報保護に関する考え方
初期設定を済ませた時点で、すでに翌日には「自動で家計簿が完成している」状態になったのは衝撃でした。
毎日の使い心地
アプリを開けば、その日の残高と当月の支出がすぐ把握できます。数字はグラフで可視化されるため、「何にお金を使っているか」が直感で分かるのが良いところです。
- アプリを開くだけで残高や支出が分かる
- レシート撮影で現金支出も取り込める
- 月ごとの支出がグラフで表示される
自動化に任せられる範囲が増えた結果「毎日数分見るだけ」の習慣に変わりました。支出の偏りに早めに気づけるので、翌月にズレを持ち越しにくくなります。

無料と有料の違いを比較
マネーフォワードMEは無料でも十分便利ですが長く使うと「有料にしたらどう変わるのか?」という疑問が出てきます。私はまず無料で3か月間使いその後1か月だけ有料プランを試してみました。
そこで感じたのは「できることの幅」よりも「ストレスの減り方」が大きいということです。
無料版では口座連携が最大4件までなので、私は銀行口座・カード・Payサービスを優先して登録しました。主要な支出はカバーできましたが、サブ口座やポイント残高までは追えず「あと1つ登録できれば完璧なのに」と思う場面が増えてきました。
有料に切り替えるとこの制限がなくなり複数の口座を一画面で俯瞰できるようになります。これだけで毎月の収支確認が一気にスムーズになりました。
また有料版では広告が非表示になり、月次レポートの分析機能も使えます。
たとえば「先月と比べて今月は通信費が3,000円増えている」といった差分が自動で示され、家計改善のヒントになりました。
無料では把握しにくい「変化の傾向」を可視化できるのは、継続的に見直したい人には大きなメリットです。
無料でも家計簿アプリとしては十分成り立ちますが「全体像を完全に把握したい」「改善点を数字で教えてほしい」という段階になったら有料の価値が出てきます。
私は結局、月500円程度なら“家計の見える化に払う受講料”として続けてもいいかなと感じました。
良かった点(メリット)
使って“助かった”と感じたのは次の3つです。どれも継続のハードルを下げてくれました。
- 明細の自動取り込みで入力ストレスが激減する
- グラフ化されるので、支出の偏りが一目で分かる
- 複数口座をまとめて残高管理できる
私の場合は残高をまとめて管理できるようになったことで無駄遣いに気づき、毎月平均2万円ほど支出を減らせました。数字で効果が見えると続けるモチベーションが上がります。
気になった点(デメリット)
便利さの裏で、注意しておくべき点もあります。ここは最初から意識しておくと、後の手間を減らせました。
- 無料の連携数は4件まで:口座やカードが多い人は有料検討の余地
- 自動仕分けの誤差:最初の1〜2か月は手直しが数件必要
- 連携の再認証:金融機関側の認証期限で切れることがある
これらは“仕様としてそういうもの”と理解しておくとイライラしません。特に再認証は通知で気づけるので、週末にまとめて確認する運用が合っていました。
よくあるつまずきと対処
実際に使うと便利さの一方で細かな“つまずき”が出ます。私は次のやり方で落ち着きました。
- 仕分けのズレは、その場でカテゴリを直す
→ 同種の明細には次回以降、前回の分類が学習されやすくなります。 - 現金支出の漏れは、買い物袋を置く前にレシート撮影
→ “あとで”にせず、帰宅直後ルールにしたら抜けが激減。 - 連携切れは、通知を見たらその場で再認証
→ 月1回の確認ルーティーンに入れておくと安定。
この3点に慣れると、日々のメンテ時間は本当にわずかで済みました。
どんな人におすすめ?
手入力やエクセル管理に疲れた人、複数口座の残高をまとめて俯瞰したい人、グラフでざっくり傾向をつかみたい人には相性がいいはずです。
逆にひとつの口座だけを極端に細かく手入力で管理したい人には、手応えが薄いかもしれません。
- 家計簿を続けられなかった人
- 銀行やカードを複数利用している人
- 細かい入力より自動で家計簿をつけたい人
自分の生活にどう影響したか
アプリを使い始めてから家計管理にかける時間と意識が大きく変わりました。
まず時間の面では、以前は月末に1〜2時間かけてエクセルに入力していました。
それが今では、アプリを数分開いて眺めるだけで済んでいます。毎月約2時間の節約です。
この空いた時間をできなかった家事や余暇の時間に回せるようになり家計簿の負担感がほぼゼロになりました。
お金の使い方にも変化が出ました。
例えばコンビニでの小さな出費。以前は「誤差だから気にしない」と流していましたが、アプリのグラフで見ると毎月5,000円以上になっていたことに驚きました。
そこで週3回行っていたのを1回に減らすと、1か月で4,000円以上の改善。年間5万円の節約になります。
もう一つ影響が大きかったのは夫婦間の情報共有です。以前は「今月どのくらい使った?」という会話があっても、私はエクセルを見てからでないと答えられませんでした。
今はアプリを開けばすぐに数字が出るので、外食や旅行の計画もスムーズになりました。
「貯金できている」という安心感を共有できるのは、精神的にもプラスでした。
最後に、生活リズムへの影響です。
通知設定を工夫し「毎週日曜の夜に支出をまとめて確認」する習慣をつけました。
これによって“家計簿をつけなきゃ”という焦りがなくなり、自然に振り返りの時間を持てるようになりました。
まとめ
マネーフォワードMEは、家計簿を「頑張ってつけるもの」から「気づいたら見えているもの」へ変えてくれる道具でした。無料の4件連携で全体像をつかみ、必要に応じて有料で拡張する。
最初の2か月だけは“学習させる期間”と割り切って整えておけば、その後は手間をかけずに家計を見張れます。
引き続き、実際に使って良かった生活の工夫をレビューしていきます。
免責
本記事は筆者の体験に基づくレビューです。仕様・価格は変更される場合があります。導入時は公式情報をご確認ください。
参考
- 無料プランの連携数「4件まで」の案内。
『マネーフォワード ME』無料会員における金融関連サービス連携上限数変更のお知らせ - セキュリティ機能(2段階認証、アプリロック等)の公式ページ。
マネーフォワード|安心のセキュリティ体制 - 会社の情報セキュリティ方針(暗号化・SOC連携等)。
株式会社マネーフォワード | 情報セキュリティ・個人情報保護に関する考え方 - 利用者数1,500万人突破のリリース。
『マネーフォワード ME』、家計簿アプリおよび資産管理アプリとして 利用率・認知率No.1に

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